いつもどおり本屋でビジネス関係の本を立ち読みしていたら見つけた「ダイヤモンド・ザイ 10月号」について紹介したいと思います。
「ダイヤモンド・ザイ」自体は金融や投資関係の情報を扱っている会社で、ビジネスや投資に興味がある人なら一度は耳にしたことがあるような有名な情報発信企業です。
今月の雑誌の特集は「早くリタイアしたい!」ということで、「FIRE」を達成した人たちが紹介されていました。
それでは、その内容について簡単に語っていきたいと思います。
そもそもFIREってなに?
FIREという単語自体聞き慣れいない方がいらっしゃると思いますので、説明したいと思います。
FIREとは
まことしやかに海外では話題になっているのですが、貯蓄大好き日本人の間ではまだまだ浸透していないワードです。
恐らくこれからどんどんFIREしていく人が増えていくと同時にこのワード自体も世間に流布されていくでしょう。
一応、FIREについて私も記事を執筆しております。
FIREした人の特徴
支出の最適化を行っている
この雑誌で取り上げられている人の大半が
「入ってくる収入よりも遥かに少ない支出で生活している」
という特徴があげられます。
お金持ちについて書いてある名著「となりの億万長者」でも述べられておりますが、
いくら沢山稼いでいてもすべてを使っていては1円も手元に残りません。
1億稼いでいても1億使えば0円、手取り15万しかなくても5万しか使わなければ手元に10万残ります。
この小さな金額でも塵も積もれば山となるのが投資の世界です。
会社員という強みを武器にしている
また、この雑誌に取り上げられている方々は起業家とかではなくサラリーマンという人ばかりです。
サラリーマンは「会社にいるだけで安定した収入を得ることができる」という最強のキャッシュフローを持っています。
更に、福利厚生が充実している企業(やはり大手が多いが・・・。)に勤めていれば充実した社会保障や社員寮・社宅や家族手当・交通費支給等々の金銭的な援助を豊富にうけることができます。
そういった会社員であるという強みを活かすことで、FIREへの道のりを加速度的に上げていっている人たちがいます。
また、夫婦であれば「DINKS」というスタイルがあります。
会社員というスタイルでは1人で稼げる金額は高々1000万円ぐらいが良いところでしょうが、夫婦共働きであれば1人500万稼げば世帯収入を1000万にすることができ、更に税金面でも色々優遇されます。
こういったライフタイルも念頭に置いて、家族全員を豊かにしながら人生を楽しむというスタイルもしっかりと覚えておきたいことです。
長期的な目的で行動を行っている(いた)
この雑誌で取り上げられている人は明日や来年すぐにFIREしようとした人はあまりいなく。
毎日・毎月・毎年のように「質素・倹約」を貫きつつ、その中での自分(自分たち)の価値観を固めて生きている人ばっかです。
傍から見たら「ドケチ・守銭奴」言われるような人たちの集まりですが、FIRE達成者たちは「他人からの評価」を全く当てにしないで「自分らが楽しかったらそれでいい」と考えている人ばっかです。
というか、人の目ばっか気にしていてもその「人」っていうのは実在するのでしょうかね?
目に見えない仮想敵とずっと戦っている人生って息苦しくないですか?
「友達がいっぱい」・「正社員でいる」・「家を持っている」・「冠婚葬祭は豪華に」…etcといった様々な常識が植え付けられていますが実際に必要しょうか?
たとえ、フリーターであっても人生楽しかったらそれでいいのではないでしょうか?
一攫千金タイプもいる
勿論、全員が全員コツコツをお金を貯めてFIREしたというわけではありません。
不動産投資や株式投資で大きく儲け、老後の資産を考えないでも生きていけるような人生計画が出来上がっている人たちもいます。
しかし、こういう人たちは安定したキャッシュフローを生み出せていないので、一度味をしめてハイリスクな投資をして奈落の底コースもありえます。
実際に、海外の宝くじの高額当選者や億稼いだトレーダーが有り金全部とかした顔をしている例を挙げると枚挙にいとまがないです。
大事なのは大金を手にすることではなく、その大金を活かして安定した収入を作り出すことだと私は感じております。
お金は非常に正直者です、信用も計画性もないような人からは絶対に離れていきます。お金との付き合いは注意しましょう!
まとめ
さっさと会社をやめたいのであればすることは、「支出を減らす」・「会社の恩恵を最大限に受ける」・「長期的な運用を心がける」という3つのポイントがあげられます。
泡銭はやはり泡銭ですぐなくなってしまうのが道理ですが、自分(自分たち)が数年・数十年かけて集めてきたお金は雪だるまの芯となりしっかりとした資産運用さえすれば大きな雪玉へと変化していきます。
ある程度の大きさまでいけば手で押さなくても転がしていくだけで勝手に大きくなっていき、巨万の富へと化けていきます。
貧乏だからと諦めずにしっかりと「稼ぐ」・「守る」・「増やす」ちからを身に着けていくことが大事です。
サラリーマン(E)として安定した収入
個人事業主(S)として違った収入
投資家(I)として利子配当収入
複数の収入の柱を作ることで経済的自立(FI)を達成することができるようになるなの・。・v