年収5億ですわ。
5億まじかw
こんにちは、ひまれいかです。
今回は、学生問わず最低限知っておいてほしい所得税の知識を紹介したいと思います。
所得税の税率は累進課税
所得税の計算方法
所得税の税率は、分離課税(株・預金利息等)に対するものなどを除くと、5%から45%の7段階に分けられています。
課税される所得金額(1000円より下の端数を切り捨てた後の金額)に対する所得税の金額は、次の表を使用すると簡単に求められることができます。
例として、年収5億円の人が居た場合どれぐらい所得税かかるでしょうか?(計算してみましょう!)
計算方法は簡単です。(以下の式で求めることができます。)
課税される所得 ×税率 –控除額=所得税
控除などを加味せずに、5億円の所得があった場合は次のとおりになります。
課税される所得が4000万を超えているので、このときの税率は45%となります。
5億×0.45–4,796,000=220,204,000
つまり、2億2000万円は税金で持っていかれる計算になります。
やばいですね☆
復興特別所得税
これだけで満足していてはいけません。
平成25年から平成49年(2037年)までの各年分の確定申告においては、所得税と復興特別所得税併せて申告・納付することとなります。
2037年までにまた大震災等が起こるでしょうから、実質これもずっと続く所得税ですw
計算方法はこれもまた簡単です。(基準所得税に2.1%をかけたもの)
所得税×0.021=復興特別所得税
5億円の人の場合だと、以下のとおりです。
220,204,000×0.021=4,624,284
復興特別所得税だけで、500万近い金額が出てますね。
所得税+復興特別所得税=納めるべき所得税全額
いかがでしょうか?
5億円の所得がある人の場合納めるべき所得税は以下のとおりです。
220,204,000+4,624,284=224,828,284
即ち、所得税だけで2億2500万程納めなくてはなりません。
つまり、所得税を払ったあとの金額は2億7500万円です。(年収5億?(笑))
働くのが馬鹿らしくなってしまいますね・・・。
そもそも所得税ってなに?
なぜ「所得税」が存在するかについて説明します。
所得税とは国税の一種で、個人の1年間の所得にかかる税金です。所得とは、収入から経費や控除額を引いた残りの金額を指します。(控除や経費は後の記事で説明します。)
所得税は、個人の所得に対してかかる税金で、1年間の全ての所得から所得控除を差し引いた残りの課税となる所得に税率(累進課税率)を適用し税額を計算したものです。
納めた税金がどこに行くか?(寝てる議員の給料とかかね・・・w)
医療や年金、福祉、介護、生活保護などの公的サービスに使われる社会保障関係費(3割)や借金の返済利息分の国債費(2割)や地方自治体に交付される地方交付税交付金(2割)の3つだけで、7割も使われます。
少子高齢化が進むにつれて、社会保障関係費は増えていくのでどんどん税率が上がっていくでしょう・・・。(長くなるので他の記事で語るかも、嫌なら日本から脱出しよう!)
まとめ
いかがでしたか?
今回は、所得税だけの話をピックアップしました。他にも所得にかかる税金はいっぱいあります。(住民税・国民健康保険料・国民年金保険料等々)
日本では大金を稼ぐともれなく大量の所得税が持っていかれます、といって少ない金額しか稼がないと自分の楽しみに使える金額(可処分所得)が減っていってしまいます。
福利厚生(国民健康保険・生活保護等)がしっかりあるのはいいですが、悪用されているのも問題です。
税金とお金稼ぎは切っても切り離せない関係なので、学生の方だけでなく社会人の方にも是非とも知っておいてもらいたい知識です。
寧ろ、社会人になると会社が勝手に税金を納付してくれるので自分が高い税金を納めている感覚がない人が多いかもしれませんね。(暇があったら、源泉徴収票をみていくら取られてるか見てみてはいかがでしょうか?幻滅しますよ・・・。)
流石、重税国日本なの・。・b